Asao Acupuncture
Patient Care Focus On Patients

                                                                             東洋医学 vs 西洋医学


近年、「なんとなくだるい」「体が重い」というような、西洋医学では病名のつけられない身体的な不調を訴 える患者さんが増加し、東洋医学に対する関心が高まっています。

東洋医学とは、民間療法とは異なり、薬物療法としての『漢方医学』、鍼や灸でツボなどを刺激する物理療法 である『鍼灸医学』を合わせた治療を指します。
現代世界の医療は、西洋医学が中心です。しかし近年、西洋医学の限界を補完するべく、西洋医学のなかに東 洋医学的な考えを取り入れる『統合医療』に徐々に注目が集まっています。

西洋医学と東洋医学では、考え方や治療へのアプローチに違いがあります。
この違いはどちらが良い・悪いというものではなく、得手・不得手のようなものです。それぞれを正しく理解 して、西洋医学と東洋医学を融合した、最善の医療を選択していただきたいです。

西洋医学
病因論から立脚する医学
病因がはっきりした病気に優れる
■細菌感染・ガンなど


東洋医学
病態論から立脚する医学
病因のはっきりしない病気にも対応できる
■自律神経系・免疫機構・内分泌系の疾患など


■西洋医学の考え方と治療へのアプローチ
西洋医学は解剖学や生理学を中心に発達した医学で、血液検査や尿検査などの科学的検査によって細胞・遺伝 子レベルから病因を分析します。
現在では、必要に応じてCTやMRIなどの画像検査を行い、病気の原因を解明して「病名をつける」ところから 治療がスタート。その病名に応じて投薬や手術によって治療を行う、「エビデンスに基づいた医療(Evidence Based Medicine =「EBM」)」といえます。逆をいえば、「病名のつかない病気を治療することは苦手」なのです。
具体的な治療法としては、検査により病原菌を特定し、その病原菌を排除する投薬を行うことで、病気を治し ます。ただし、ガンなどのように手術によって病巣を切除する場合には、身体のバランスが崩れて術後の生活 に困難をもたらすケースもあります。


■東洋医学の考え方と治療へのアプローチ
東洋医学は患者さんの自覚症状や症候を重視して、病態に着眼し、治療を行います。そのため西洋医学ではあ まり着目されていない概念である、「冷え」や、「お血:古血が滞る病態」なども症候のひとつと考え、病態 を取り除くことで、患者さんを悩ます症状の改善を図ります。
一般に東洋医学が効果を発揮するのは、自律神経、免疫機構、内分泌系が関与しているもののいずれかである ことが多いといえます。弱点としては、手術を要するガンなどの疾患、肺炎などの細菌感染症などが挙げられ ます。このような病気の疑いがある場合は、東洋医学だけにこだわる必要はなく、西洋医学的アプローチも 大切です。


WHO(世界保健機関)で認定された、鍼治療の適応症状を次のページでご紹介します。